朝はハンドドリップコーヒーを注ぎ、午後はお茶に替える。毎日使いたくなる Sharing Cup を選ぼうとすると、外見の似ている Alpha Size と Beta Size が気になるかもしれません。カップの中に柱があると、飲み心地や使い勝手はどう違うのでしょうか。
一杯の量を大切にし、ときどきドリップバッグも使うなら、私たちはまず Coffee Stage Sharing Cup Alpha Sizeをおすすめします。いつものコーヒーやお茶で、飲む角度による香りの感じ方を試してみたい方、注ぐ量を少し減らし、洗うときにひと手間かけてもよいという方には、Coffee Stage Sharing Cup Beta Size も選択肢になります。
くぼんだ飲み口で、香りをかぐ動作と飲む動作を近づける
淹れたてのコーヒーが入ったサーバーに顔を近づけて香りをかぐことと、カップを持ち上げてひと口飲むことは、別々の動作です。Alpha Size を設計するとき、私たちが考えたのは、鼻とカップの中の香りとの距離でした。
飲み口の一方を内側にくぼませ、鼻が入る余地を少し設けています。この側から飲むと、鼻をカップの内側、液面の上に近づけやすくなり、香りをかぐこととコーヒーを飲むことを、ひと続きの動作で行えます。くぼみが自分の顔や鼻の形、飲む姿勢にどう合うかは、実際にカップを持って確かめてみてください。無理に顔を近づける必要はありません。
Alpha Size は、カップの内側を飲み物のための空間としてそのまま使えます。飲み物の香りにも目を向けながら、淹れた一杯を注いで心地よく飲み終えられる。そんなふうに毎日使っていただきたいと考えています。

Beta Size は柱が加わり、試せることもひとつ増えます
Beta Size はくぼんだ飲み口を引き継ぎ、カップと一体成形の中央アロマピラーを内側に加えています。飲み物を注いだり、カップを傾けたりすると、液体が柱の表面に触れることがあります。液体が流れた後も、しばらく表面が濡れたままになることがあります。これにより、カップの内側の高い位置にも、飲み物が触れられる立体的な面が生まれます。
私たちがこの構造を設計したのは、香りをよりはっきり感じられるようにしたいと考えたからです。実際の感じ方は飲み物や温度、一人ひとりの嗅覚によって変わります。香りが強く感じられたときも、その表れ方が自分の好みに合うかが大切です。

カップの形を比べてみる価値はありますが、ひとつの構造だけで味を予測することはできません。UCC は同じコーヒーを異なる形のカップで官能評価し、評価点の違いを確認しています。また、飲むときの傾斜角度や、液面と鼻との距離が与える影響の可能性についても考察しています。この研究では Sharing Cup を試験していないため、Alpha Size と Beta Size のどちらがおいしく飲めるかを、この結果から判断することはできません。UCC のカップ形状に関する研究を読む
下の図は、私たちが Beta Size を設計したときの、飲む角度についての概念図です。使い始めはくぼみを自分に向け、自然にひと口ずつ飲みながら、カップを傾けたときの液面の位置を見てみてください。図に合わせて決まった角度を目指す必要はありません。

選ぶときは、いつもの一杯を思い浮かべてみる
中央の柱はカップの内側の空間を一部使うため、その周囲の洗い方にも気を配る必要があります。こうした小さなことのほうが、「どちらの香りが強いか」よりも、毎日使うカップになるかどうかを左右することがあります。
両モデルの外寸は同じですが、内側で使える空間や日々の使い方には違いがあります。Alpha Size の数値は参考容量、Beta Size の数値は推奨注入量で、最大容量ではありません。 手作りの陶器のため、容量や寸法にはわずかな差があります。使うときは、傾けて飲むための余裕も残してください。
スマートフォンでは比較表を左右にスクロールできます
| 日々の使い方 | Coffee Stage Sharing Cup Alpha Size | Coffee Stage Sharing Cup Beta Size |
|---|---|---|
| 注ぐ量 | 参考容量 約 230ml | 推奨注入量 約 190ml |
| カップの内側の構造 | 内側全体を飲み物のための空間として使えます | 一体成形の中央アロマピラーが空間の一部を使います |
| どんなふうに飲みたいか | コーヒーやお茶を、日常の一杯に合う量で飲みたい方に | 少なめの量で、香りや飲む角度を試してみたい方に |
| ドリップバッグを直接使う場合 | 使用できます。バッグの形状と実際の液面を確認してください | 中央に置いて使うことはおすすめしません。柱がバッグに当たることがあります |
| 洗うとき | カップの内側と縁を洗います | 中央の柱の周囲も丁寧に洗う必要があります |
いつも淹れる量がカップに無理なく注げる量を超えていて、何度かに分けて注ぎ足したくない場合は、まず量に合うカップを選んでください。ひとつのデザインを試すために、好きな飲み方を毎日無理に変える必要はありません。
ドリップバッグを使うときは、もうひとつ確認したい点があります。カップに収まる量でも、ドリップバッグの底がコーヒーに触れないとは限りません。 バッグの長さ、飲み口での支え方、注湯後の液面を合わせて確認してください。注ぐお湯のグラム数だけで、すべてのドリップバッグを判断することはできません。また、ハンドドリップコーヒーをサーバーからカップへ注ぐことと、カップの上にドリッパーを直接置いて淹れることは、別の使い方です。この記事の写真が示しているのは前者です。
両モデルとも手洗いをおすすめします。急激な温度変化や衝撃は避けてください。食器洗い機には対応しておらず、現時点では電子レンジでの加熱もおすすめしていません。これらの便利な機能が欠かせない方は、カップ選びでも優先して考えてください。
両モデルを見分けるには、釉薬の色よりも内側を見るほうが分かりやすいです。左の Alpha Size には中央の柱がなく、右の Beta Size には柱がはっきり見えます。

お茶にも使えます。好きな組み合わせを少しずつ探してみてください
両モデルともコーヒーにもお茶にも使えます。私たちは普段、Beta Size で水仙茶、ジャスミン茶、英国式の紅茶、ミントティーも飲んでいます。このカップでは、こうしたお茶の香りの表れ方が、香りの強い一部のコーヒーよりも私たちの好みに合いやすいと感じています。あくまで味の好みに関する経験で、詳しい対照比較を行ったわけではありません。
そのため、カップを選ぶときに、用途をひとつに決めておく必要はありません。あるお茶にはこのカップが好きで、別のコーヒーには今までのカップのほうが好きなら、その組み合わせを続けてかまいません。
カップの形の違いが自分にとって気になるか、まだ分からない場合は、手元にある適した清潔なカップをふたつ使うところからで十分です。
- いつも気に入っている方法でコーヒーやお茶をひとつのサーバーやポットに淹れ、ほぼ同じ量に分けます。
- できるだけ間を空けずに交互に飲みます。まず香りをかぎ、次に少しずつ味わい、次の回は飲む順番を入れ替えます。
- 香りだけでなく、縁が唇に触れたときの心地よさ、姿勢を意識して変える必要があるか、どちらをもうひと口飲みたいかにも目を向けてみてください。
これは自分のカップ選びに役立てるための日常的な比較です。温度や時間、期待も感じ方に関わることがあります。違いが小さい、あるいは今までのカップのほうが使いやすいというのも、役に立つ答えです。比較のために両モデルをそろえる必要はありません。
日常の一杯に合う量と、ドリップバッグでの使用を両立したい方は、 Coffee Stage Sharing Cup Alpha Size のデザインと使い方をご覧ください。中央アロマピラーを自分で試してみたい方は、 Coffee Stage Sharing Cup Beta Sizeを見ながら、洗い方と一度に注ぐ量も合わせて考えてみてください。
ほかの量や使い方に合うカップが必要なら、Sharing Cup シリーズ比較で、ほかのカップの形もご覧いただけます。











